こんにちは。ヨシキ(@yoshikianzawa)です。
毎月1回、早朝6:00から8:00まで、今後のパーソナルトレーナー界を引っ張っていく若手から中堅の運動指導者を中心に『パーソナルトレーナー朝活勉強会』を行なっています。
2017年7月7日に開催されて以降、今回で9回目の開催になります。
気づいたら1年が経過していました!
過去には栄養学、採血データの見方、ジュニアスポーツなど各パーソナルトレーナーが学んできた分野について勉強会が行われていました。
そして、今回は私、安澤佳樹(@yoshikianzawa)がスポーツバイオメカニクスについて担当しました。
スポーツバイオメカニクスとは
運動指導というと筋肉や骨、靭帯などの解剖学や有酸素運動、筋トレなどの生理学を学ばれる方が多いかと思います。
これらの学問は一般的に基礎学問になります。
スポーツバイオメカニクスとはスポーツとバイオメカニクス
スポーツ:スポーツ
バイオ:生体
メカニクス:力学
を合わせた学問になります。
すなわち、基礎学問である解剖学、生理学、物理学(力学)を合わせた応用学問の一つになります。
スポーツバイオメカニクスは運動指導のどの場面で役に立ってるの?
実際には日常のあらゆる場面でスポーツバイオメカニクスという学問は使われています。
例えば「歩行」という動作を見ても、歩行中に重心は左右、上下変動するのは、言われなくてもなんとなく分かるかと思います。

重心の左右動と上下動 (BrauneとFischer(1987)より一部改変)
このことを可視化し、数値化することで、客観的に「今起こっている現象」を理解することが「歩行の質の向上」、怪我をしているのであれば「怪我をしないための左右差をなくしていく」といった課題にゴールが設定されるわけです。
このように「歩行」一つ取ってもバイオメカニクス的側面から運動指導をすることで『パフォーマンスの向上』『傷害予防』に繋げることも可能というわけです。
まとめ
スポーツバイオメカニクスは日常のあらゆる場面で起こっている現象になります。
それを運動指導者は理解し、客観的かつ簡単にクライアントへ説明できる能力が求められています。
健康寿命が伸びている今、生活の質の改善を求められている場面が多くあります。
運動指導者の皆さんは、筋肉・骨のみならず「物理学」や「力学」の側面から運動指導を行える能力も必要になっています。