Apple Watchの血中酸素飽和度の測定が一般人にどのような恩恵を与えるか

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こんにちは。アスレティックトレーナーのヨシキ(@yoshikianzawa)です。

先日9月16日にAppleは 新製品発表会を開催しました。

その中の一つに血中酸素飽和度を測ることができるApple Watch Series 6の発表がありました。

血中酸素飽和度とは「血液中にある赤血球がどれほどの酸素を運んでいるか」を意味します。

このような機能が搭載された背景に新型コロナウイルスに関連した健康調査、疾患の発見があります。

では、なぜ新型コロナウイルスと血中酸素飽和度かというと、代表的な呼吸器疾患である喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を始め、新型コロナウイルスによる心筋炎が注目されている心疾患の早期発見に役立つ可能性があるからと考えられたからです。

また、これは推測ですが持続的に血中酸素飽和度を測ることによって睡眠中の無呼吸症候群の発見も一役買うとも考えられます。

睡眠時無呼吸症候群と心不全の関連もあるため、副次的に心臓や肺に持病のある患者のモニタリングにも効果を示すかもしれません。

では、私たちのような何の持病もなく症状のないような人たちはどのような恩恵があるのでしょうか。

通常、血中酸素飽和度は96%から100%の値を示しますが、低酸素血症を起こしていると90%を下回ることがあります。

一般的に高所環境(標高約2000m以上)になれば低圧環境になり、肺胞および動脈血などの酸素分圧の低減をもたらすことが知られており、これによる低酸素状態により血中酸素飽和度が低下していきます。

平地で住んでいる私たちがこのような高所環境で生活する場合、急性の適応現象として呼吸数、心拍数の増加、血圧の低下、自律神経の過敏反応などが認められますが、その後、2週間から3週間以上の長期滞在により肺胞や毛細血管などの活動は増大し、赤血球の造血作用が促進するなど慢性的な適応を起こすとされています。

これを高所順化(acclimatization)といい、急性適応現象として増加した呼吸数、心拍数は時間の経過とともに徐々に減少していきます。

しかしながら高所環境で生活しない私たち一般人は、このような身体的負荷を与えて生活することはほとんどありませんよね。

近年であれば低酸素ルームなどで高所環境下でのトレーニング中に血中酸素飽和度を測定して負荷量の確認をすることもできますが、それ以外であれば本来の目的のような健康管理の側面からの利用が良いかと思います。

よってApple Watchで負荷量の確認をしたいのであれば、従来通り心拍数の測定で十分用は足りると思います。

Appleでは、Apple Watch Series 6に搭載されている機能を「血中酸素ウェルネス」と呼んでおり、医学的な診断目的の使用ではなく、日々の状態管理、一般的なフィットネスとウェルネスのためだけに使用できると述べています。

個人的には、この血中酸素飽和度の測定がフィットネスの活用にどう良い影響を及ぼすか少々疑問が残りますがが、ウェルネスとしての活用、特に健康面での不安を抱えている方の視覚的なモニタリングとして、Apple Watch Series 6の購入を検討してみても良いのではないかと思いました。

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アスレティックトレーナー | 大学卒業後2年間アメリカ留学 | 大学病院勤務の5年間で老若男女25000人に運動指導 | 私立高校サッカー部AT | 東京2020オリンピックメディカルスタッフ | オンライントレーニング受付中(質問などはTwitterから)