運動療法で心臓に過度な負担をかけないために注意することは?【自己管理】




こんにちは。アスレティックトレーナーのヨシキ(@yoshikianzawa)です。

残すところ2回となりました。

前回の「適用」は見ていただけましたでしょうか?

今回はその続きの「自己管理」についてです。

全部読んでくださっている方ならすでに見慣れた項目かもしれませんが改めて示します。

トレーナーが運動療法を実施していくにあたり考えるべき点は以下の通りです。

  1. 運動強度
  2. トレーニングの種類
  3. トレーニング方法
  4. 適用
  5. 自己管理
  6. 運動の実施場所

他己管理

運動療法を継続してもらうためには、適切な運動方法や運動強度をクライアントに理解してもらう必要があります。

しかし、実際にはクライアントの運動療法についての理解が不十分で、運動強度が適切な状態でない場合も多くあります。

そのため入院中は監視型運動療法で実際のやり方を細かく伝えて、徐々に監視距離を拡大し、最終的には自宅でも行える非監視型運動療法に移行させていくことが望ましいとされています。

一般的にスポーツクラブなどで出会う心臓に不安の抱えているクライアントの中には入院中の段階で運動療法による「介入のない方」が稀にいます。

包括的にサポートする上では栄養面であったり、病態に関する理解を優先して指導することが多いため運動まで行き届かないといった背景があります。

しかしながら近年、様々な報告により運動療法の有効性が示されているので徐々に監視型運動療法による介入が徐々に増えてきており、主に理学療法士や健康運動指導士、スタッフに限りのある病院では看護師が運動療法の専門家として指導しています。

先ほどから何度も出てくる「監視型運動療法」とは、専門家(運動指導者、トレーナー)の監視のもとに行われる運動療法のことで、単に心電図や血圧などのバイタルサインを測定、監視すること以外にも下記(運動療法の監視の意味)に示すような運動指導の意味合いも含まれます。

・運動療法中の心拍数や血圧の監視を行うこと

・有資格者による運動の直接の監視や指導

・運動処方がしっかりと守られているか(適切なウォームアップ、クールダウン、目標心拍数の理解や心拍数のセルフモニタリング能力、症状、自覚的運動強度の範囲)

・運動療法機材の適切な使用方法を理解しているか

・症状の回復や臨床症状の変化に基づいた運動処方の定期的な調節ができているか

・持続する狭心症状や致死的な心室性不整脈、代償されていない心不全など重大な運動関連合併症に対する医学的治療を理解しているか

Squires RW: Components of exercise training. Wenger NK, et al (eds): Cardiac Rehabilitation: A Guide to Practice in the 21st Century. Marcel Dekker, New York, 1999, p75-93

運動療法の自己管理が行えるようになった段階で非監視型運動療法への移行を考慮していきます。

監視型運動療法から非監視型運動療法への以降については下記のような指針(監視型から非監視型運動療法への移行のガイドライン)があるため、これらの指針を考慮しながら移行を行っていきます。

・推定運動耐容能が7METs以上(また実測で5METs以上)または職業的要求レベルの2倍であること

・運動に対する適切な血行動態反応(運動負荷の増加に対する血圧の上昇)とその回復が認められること

・最大運動負荷時の適切な心電図反応、例えば正常もしくは変わらない伝道または不変、安定した不整脈もしくは不整脈なし、安定し許容範囲の虚血性変化(例えば、1mm以内のST低下)であること

・心臓由来の症状が安定または無症状であること

・安定した(コントロールされた)安静時心拍数と血圧が認められること

・リスクファクター介入の適切な管理およびリスクファクターの改善するのに効果的で安全な運動に参加し、その結果、これらのリスクファクターが独立かつ効果的な変化を示すこと

・病気の経過、異常な徴候や症状、薬剤使用と副作用についての知識を有すること

Squires RW: Components of exercise training. Wenger NK, et al (eds): Cardiac Rehabilitation: A Guide to Practice in the 21st Century. Marcel Dekker, New York, 1999, p75-93

自己管理

非監視型運動療法はいかなる監視もない環境で運動療法を行うことで自己管理のもと行われる運動療法です。

そのため運動療法を始める前には、必ず自分自身でメディカルチェックを行います。

ここで言うメディカルチェックとは、血圧、脈拍、運動前の自覚的運動強度を指しており、これらは監視型運動療法の段階から継続して実施していることになります。

同様に運動中にも定期的に血圧や脈拍のセルフモニタリングを行い、監視型運動療法中に体得した自覚的運動強度で運動を実践していきます。

そして、自分自身で記録表に記入する習慣をつけ、外来診察の際に医師や運動療法の専門家に確認してもらえるようにします。

このようなセルフモニタリングによる運動療法が最終目標となります。

いよいよ次回でこのシリーズは最終回となります。

次回は「運動の実施場所」について解説していきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

アスレティックトレーナー | 大学卒業後2年間アメリカ留学 | 大学病院勤務の5年間で老若男女25000人に運動指導 | 私立高校サッカー部AT | 東京2020オリンピックメディカルスタッフ | オンライントレーニング受付中(質問などはTwitterから)