心臓リハビリテーションについて書こうと思ったきっかけ




こんにちは。アスレティックトレーナーのヨシキ(@yoshikianzawa)です。

昔から私のことをフォローしてださっている専門家の皆さんならすでに知っていますが、私はアメリカから帰国した2015年2月から2020年3月末まで都内の大学病院にて「心臓リハビリテーション」というものをやっていました。

心臓リハビリテーションとは「心疾患によって低下した心機能や全身状態の改善、心疾患の再発や発症の予防、生活の質 (QOL)の改善を目指す」ことを言います。

このQOLの改善を目的とした介入として運動療法を中心としたリハビリテーションを行ってきました。

退職してからめっきり心臓リハビリテーションとは離れているのですが、もともと心臓リハビリテーションに興味を持ったきっかけというのは「身体を医学分野と絡めて理解を深めたかった」という思いがあったからでした。

これについては今も変わらないですし、もっともっと深めたいとも思っています。

心臓リハビリテーションを通じて学んだこと

初めは心臓なんてちんぷんかんぷんでした。

心房、心室がどっちなのかも分からなければ、血圧の収縮期も拡張期も分からないような状態でした。

ですが、たくさんの先生方に助けられて、知見を深め、多くの経験を積ませていただきました。

何より、一番成長させてくださったのは「患者さん」でした。

患者さんの中には藁にもすがる思いでリハビリに精を出して取り組んでくださる方もいます。

そのような方たちに、ちゃんとした医療を届けることができているのか、初めは不安の毎日でした。

同時にアスレティックトレーナーとしても活動を広げて行きたい状態だったので、どっちつかずだったのを覚えています。

そんな中、とある患者さんに出会いました。

88歳(当時)のおじいちゃんです。

身体機能は非常に良好で当時の最新の治療方法であるカテーテルを用いた大動脈弁狭窄症に対する手術を受けた方です。

手術は成功し、リハビリも順調に進みました。

しかしながら、88歳という高齢もあり年齢を重ねるにつれて周囲の方々が亡くなり次第に外出する予定も減っていきます。

そうしているうちに引きこもりに近い状態になってしまいました。

社会とのつながりを失うということは社会的に健康ではない状態になってしまいます。

このような状態をいかに阻止できるかというのも心臓リハビリテーションの大切なことでした。

現在は職場を後にしたので分かりませんが、退職するまでリハビリを継続してくれました。

その患者さんに出会うまで、ちゃんと社会背景を考えたリハビリテーションをしてこなかった私にとって、身体的、精神的、社会的な健康という概念の本当の意味を教えてもらったように感じます。

それから、リハビリに来る患者さんの家族構成から、嗜好、自宅周辺環境も考えたリハビリ介入を行うようになりました。

また手術をするだけでも不安なのに、術後早期のリハビリが推奨されている中での早期臥床は、患者さんの精神面(特に不安)に対して大きな不信感を募らせるケースもあります。

そのような患者さんたちに、どのように声をかけるべきか。

声のトーン、速さ、リズム、抑揚、間合い、言葉遣い、など一つ一つ丁寧に接することを心がけるようになりました。

これが問診力に繋がったように感じます。

男性であればプライベートを話したがらないケースがあります。

女性であれば不安からリハビリに積極的でない場合もあります。

そのような患者さんたちにどのように説明するか、十人十色で10000通りのアプローチ方法が存在します。

常に患者さんにとってベストを探す時期でもありました。

心臓リハビリテーションをどう活かしていくのか

たかが5年、されど5年が経過しました。

この5年間で専門家としてではなく、人としても大きく成長させていただきました。

もちろん輝かしいことばかりではありません。

ここには書けないほどのたくさんの失敗もして悔しい思いもしました。

元気だった患者さんが急に亡くなってしまったこともあります。

自分のやっていることって意味があるのかと考えることもありました。

患者さんは、リハビリをして病室に戻っては、また次の日にもリハビリをして病室に戻っての繰り返し。

もちろんゴッドハンドではないので全てを治せるとも思っていません。

運動をすることで身体を悪化させることも知ってますし、運動をしないことによる不利益の方が大きいことも知っています。

だからこうやって運動指導者(アスレティックトレーナー)として活動することができています。

そして、私には助けられなかった(志半ばで去っていった)患者さんの分だけ負債があるのも自覚しています。

医者ではないので直接的な関与はできませんが、間接的には(身体機能の向上や精神的な支えなどに)寄与していると思っています。

そして、この負債を少しでも多く返すために正しい医療を学び、技術を高めて、目の前の人が大切にしている人を助けることに全力を尽くしたいと思っています。

この5年間、病院という生と死を身近に感じる環境で、老若男女問わずさまざまな患者さんから「人生」というものを教えていただきました。

今後、私がここのブログで出来ることは「正しい医療に関する知識の提供」と、「熱い気持ちを持ったトレーナーの教育」です。

そのためにも心臓リハビリテーションからは離れてしまいましたが、一次予防としての啓蒙活動と、再発予防としての運動指導は引き続き行っていきます。

これらが負債に対する報いでもあり、恩送りとも思っています。

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【編集後記】

久々に全く価値観の合わない人に会いました。

おかげさまで自分の価値と合わない人の特徴が明確に分かりました。

もうこういう人とは今後一切セッションしません。

対等感を持って価値の提供をしていきます。

これについては記事も書きましたので良かったらみてください!

対等感を持って価値の提供をする

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ABOUTこの記事をかいた人

アスレティックトレーナー | 大学卒業後2年間アメリカ留学 | 大学病院勤務の5年間で老若男女25000人に運動指導 | 私立高校サッカー部AT | 東京2020オリンピックメディカルスタッフ | オンライントレーニング受付中(質問などはTwitterから)