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手が上らなくなった時に考えられること

こんにちは。アスレティックトレーナーのヨシキ(@yoshikianzawa)です。

先日、パーソナルトレーニング中にクライアントさんから相談がありました。

「先生、肩が上がりにくくなったんですけど、なんでですか?」

手をあげる時に一番最初に考えられる動きは肩の動きですよね。

その中でいうと肩は「肩関節」なので真っ先に思い浮かべる関節は「肩甲上腕関節」です。別名GHJとも言われます。笑

これは背中側にある「肩甲骨」と二の腕の骨「上腕骨」が組み合わさってできた関節です。

その他にも「肩鎖関節」「胸鎖関節」「肩甲胸郭関節」「第二肩関節」など、肩関節と一言で言ってもこんなにたくさんの関節が存在しています。

結構多いですよね。笑

先日のクライアントさんの主訴として「手のあげにくさ」があります。

今回書く内容はあくまで一例なので必ずしもみんなが当てはまるわけではありませんし、参考程度に見てもらえると良いかと思います。

先ほど、背中側にある肩甲骨と二の腕の上腕骨と書きましたが、何もこの関節だけで手をあげる動作を行なっていないのは、もう分かるかと思います。

そこで今回キーになる関節は、先ほどサラッと書いた「肩甲胸郭関節」に注目して見ましょう。

肩甲胸郭関節は機能的に作用する関節で肋骨と肩甲骨の隙間によって構成されています。

ここの動きが鈍くなると「機能」が低下します。

この「機能」というのが肩関節の「動き」に直結します。

つまり胸郭(肋骨)が正常でない場合、肩の動きに影響するということです。

もっと砕いて説明するのであれば、猫背のような背中の丸まりも肋骨を異常な状態にしてしまうのは想像つくのではないでしょうか?

つまり今回のケースでは猫背が原因による「手のあげにくさ」を実感した一例になります。

先日のクライアントさんは、猫背によって肩甲骨が本来ある位置から少しだけ上方に変位していました。

これさえ取り除けば手はあげやすくなります。

では、この肩甲骨を下げる機能のある「筋肉」はなんだろうと考えるわけです。

逆の発想で上方に変位させた筋肉を緩ませてみようとも考えられますよね。

専門家の皆さんならこの辺の解剖学はバッチリですか?笑

肩甲骨を下にさげてくれる筋肉は「菱形筋」です。

反対に持ち上げてしまう筋肉は「小胸筋」です。

他にもいくつかありますが今回はこれだけお伝えします。

菱形筋を鍛えるトレーニングをして、小胸筋を手やボールなどでほぐします。

すると最初よりかは手をあげやすくなります。

もちろん、これ以外のアプローチも行えばさらに効果は上がるし、継続すれば持続性も増してきます。

つまり良い姿勢ではなかったことが、手をあげにくくした大きな要因でした。

この原因は日頃のデスクワークだったりします。

適度に休息して、運動して健康的な体づくりに励みましょう!

では、また!

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この記事を書いた人

アスレティックトレーナー/デフサッカー男子日本代表チーム/社会人大学院生/大学病院勤務/東京2020オリンピックメディカルスタッフ・選手村フィットネスセンター/スポーツ外傷・障害予防/心臓リハビリテーション/アメリカ留学経験あり/質問はTwitter、インスタのDMのみ

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